Interview 01

基幹システム事業部門

追いかけるのは「完璧」より「完了」
このスピード感があればこそ、
顧客がITの進化を享受できると確信。

O.R

基幹システム事業部門2018年入社 / 情報学部卒

ユーザー系と独立系双方の魅力を
持つSIer

O.Rさんの仕事風景①

NRIシステムテクノに新卒入社を決めた理由を教えて下さい。

情報学部で学んでいた私は、IT業界に対する理解は他の学部の学生よりも進んでいたかもしれません。そのため、就職先の選択肢としても自然とSIerが浮かび上がりました。SIerは、最新技術を取り入れて多様なクライアントのシステムを手掛ける独立系、主に親会社のシステムの開発や運用を担うユーザー系、ハードウェアベンダーから派生したメーカー系の3つに大きく分類されますが、その中で、私は当初からユーザー系を志向していました。ユーザー系SIerは、同じグループであるクライアントと長い時間をかけて深く関わることができる点に魅力を感じていたからです。
そのような想いのもとで就職活動をスタートした折、学内説明会で味の素グループの情報システム全般を担うNRIシステムテクノの存在を知りました。その説明会で出会った人事担当者の温かな雰囲気から人間味のある社風を感じたのが応募のきっかけです。その後、選考フローの中で出会ったさまざまな人たちに触れ、社員のみなさんの友好的な人柄が改めて自分に合っていると確信し、選考が進むにつれこんな人たちと一緒に仕事がしたいという気持ちが強くなっていきました。同時に、膨大な数のクライアントを抱える野村総合研究所(NRI)グループの一員であることも、私の選択を後押ししました。NRIシステムテクノはユーザー系と独立系の双方の魅力を兼ね備えた企業であることに気づいたのです。

ご自身の経歴の中で、最も成長につながった仕事は何ですか。

ふたつあります。ひとつは、入社2年目にアサインされたレポーティングツールの開発です。基幹システムにある機能の一部で、ERP(Enterprise Resources Planning:統合基幹業務システム)で管理されているデータを加工し、レポート表示するツールです。初めは先輩から手厚いOJT(On the Job Training)による指導を受けていましたが、2年目の夏になると、私が最後の工程を全面的に任されることになりました。そこから手探りの奮闘が始まり、上司や協力ベンダーに助けられながら何とか完了。振り返った時に、協力ベンダーのマネジメントやクライアント対応など、いくつもの貴重な経験ができたことに充実感を覚えました。
もうひとつは、基幹システムを構成しているERPの採算管理機能を強化したプロジェクトです。このプロジェクトではNRIシステムテクノとNRIとの共同チームが結成され、プロジェクトマネージャーはNRIのベテラン社員で、その方のもとで私がプロジェクトリーダーを任されました。私にとって価値のある経験になったのは、NRIのプロジェクトマネージャーのもとで多くを学べたことです。意思決定の迅速さやERPに対する理解力が、私の想像をはるかに超えていました。それまでどちらかといえばクライアント側の意見を最重視していた私に、それだけにとどまらない全体最適化の発想や妥協なき開発姿勢をもたらしてくれました。

「完璧」はいつまでも見えてこない。ならば「完了」を目指す

現在の仕事のやりがいについて教えて下さい。

グローバル企業であり、日本最大級の食品会社である味の素グループのITに深く携われることです。特に私の業務は基幹システムの運用開発ですから、味の素グループにおけるIT戦略の実現に重要な役割を担っていると自負しています。調達、製造、物流、販売、会計など事業経営に関わるあらゆるデータを扱う基幹システムの運用業務は、実際に味の素グループの事業全般を俯瞰できますし、またそれぞれの部門業務に対する理解を深めていかないと、適切な提案や対処ができません。この仕事は、味の素グループという巨大企業を支えている実感を強く味わうことができます。

仕事で最も重視しているのは何ですか。

私は入社以前から、ITの価値を享受するには、最新の技術を積極的に取り入れていく姿勢が大切だという思いがありました。例えば、スマートフォンのアプリはユーザー数の多い人気アプリであるほど年に何回もバージョンアップを繰り返します。完璧だと思ったアプリが、時が経つにつれて古く感じたり、機能面で遅れを取ったりするようになるからです。ユーザーの不満を解消し、どんどん新機能や新技術を取り入れていくことで魅力的なアプリであり続けることができます。このことは私たちのシステム開発や運用の仕事でも同じです。完璧なシステムを構築したいという願望はエンジニアならば誰でも抱くものですが、それを追い続けて一向に完了に至らなければ、いつまで経っても新システムの価値を享受できません。もちろん、まったく使えないシステムを納品するような事態は考えられませんが、限られたスケジュールや予算の中でできるだけ完璧に近づけたシステムを目指して実装を完了させることが、そのITを使用することになるクライアントにより多くのメリットをもたらすと考えます。

多くの人との出会いが成長意欲を加速させる

O.Rさんの仕事風景②

今後はどのような仕事に挑戦していきたいですか。

私は入社以来、味の素グループの基幹システムという大規模なITシステムに関わってきました。NRIシステムテクノの上司や先輩、同期社員、クライアントとなる味の素グループのさまざまな部門の方々、開発ベンダーのベテランエンジニア…多くの人々からのサポートを受けることで何とか役割をこなし、成長を続けられたと感じています。
基幹システムに関する技術的な理解を深めるには、まだまだ時間が必要だと感じていますが、一方で、他のシステムや新しい技術にも挑戦したい考えも持ち続けていました。そのような折、間もなく基幹システムの担当から離れ、別の開発プロジェクトで業務を行うことが決まりました。次はプロジェクトを率いる立場となり、新たな挑戦が始まることに期待が高まっています。

最後に、学生のみなさんにメッセージをお願いします。

入社後すぐにNRIグループやNRIシステムテクノでの新入社員研修が始まります。そこでは業務の基礎となるスキルを学びつつ、同世代の仲間と絆を深めることになるでしょう。その絆は、配属後も部門を超えて互いに助け合いながら仕事を進めていくための土台になるはず。また、同世代に限らず、仕事で行き詰まったり、困ったりすることがあっても社員同士が相談し合い、助け合いながら成長できる環境があるのが、NRIシステムテクノの良いところです。ですから、自分自身が高度な技術についていけるのかと心配する必要はありません。若手のうちは上司や先輩のサポート、充実した研修を受けながら着実に成長を重ねられます。希望と期待を抱いて、当社に飛び込んでください。

Schedule

ある1日のスケジュール

  • 08:45

    出社、メールチェック

  • 09:30

    チームミーティング

  • 10:30

    推進中案件の社内打ち合わせ

  • 11:30

    問い合わせ対応

  • 12:30

    昼食

  • 13:30

    提案資料作成、特殊作業対応、顧客との打ち合わせ準備

  • 15:30

    顧客との打ち合わせ

  • 16:30

    打ち合わせでの宿題事項の対応

  • 17:00

    社内打ち合わせ

  • 17:30

    退社

Career Step

キャリアステップ

  • 現在

    新規開発案件に異動することが決まり、現在担当するプロジェクトを後任に引き継ぎつつ新プロジェクトの準備に取り掛かっている

  • 2021年

    基幹システムへの採算管理機能強化プロジェクトにおいて、NRIのベテランPMのもとでプロジェクトリーダーを務める

  • 2019年

    ERPのパッケージ追加開発としてレポーティングシステムの開発に従事。先輩のサポートを経て、1人で業務をこなせるように

  • 2018年

    新卒入社。プログラミングや開発手法、メンバーマネジメントなどの研修後、基幹システムパッケージの更改案件でOJTを受ける

所属部署名、役職、内容等は取材当時のものです。

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