無我夢中の最初の
プロジェクト。
「ほんと成長したね」

これまでの経歴を教えて下さい。

入社して3年目となりますが、開発業務を中心に担当してきました。入社して3ヵ月のNRIグループ全体研修、さらに3ヵ月のNST独自の基礎的な技術力育成の研修を経て、現在所属している部署へ配属されました。

開発の現場に配属されて丸2年が経ちますが、一番印象に残っていることは何ですか。

現場に配属されて最初にアサインされた包装設計DBシステム再構築のプロジェクトで、システムを無事リリースできたときが一番印象に残っています。プロジェクトでは、毎日が一生懸命で、自分の成長に向き合う余裕なんてありませんでしたし、私の開発進捗が大幅に遅れたときは、本当につらかったです。しかし、プロジェクトチームの先輩社員からコーディングやスケジュールの立て方へのアドバイスを頂いたりする中で、順調に業務を進めることができるようになり、リリース後のプロジェクトの振り返りの中で、尊敬する先輩から「ほんと成長したね」と話を頂いたときには、思いもしない言葉だったので、「私、成長したんだ・・・」ととてもうれしかったことを覚えています。

プライドを捨てて、みんなを頼った。誰ひとり嫌な顔をせず、助けてくれた。

その後すぐに、開発のプロジェクトリーダー(PL)を任されたとうかがっていますが。

PLの指名を受けた時には、「2年目の私にできるはずがない!」ととても不安でしたが、同じように2年目でPLを経験した先輩に相談すると、「若いうちに失敗もして学んだほうが絶対いいよ!」と背中を押され、「有り難い機会を頂いたわけなので、やってみよう!」という気持ちになりました。しかしいざプロジェクトがスタートして最初のころは、「PLなんだから何でも一人でやらなきゃ・・・」と思いつめ、焦ってイライラして何事もうまくいっていませんでした。

その後、いかがでしたか。

このままでは、プロジェクトはうまくいかないし、自分にとっても厳しいと思い、「わからないから、助けて下さい」とまわりに色々と頼りはじめました。自分に求められていることと経験の浅い自分の引き出しのギャップに気づいて、お客様や会社の色々な方に迷惑をかけることに比べれば、自分のプライドなんてって、思うことができるようになり、行動が変わってから、プロジェクトも、自分の精神状態も、順調になったと思います。私が頼ったみなさんは、誰ひとり嫌な顔ひとつせずに、助けて下さいました。有り難うございました。

「失敗していい」と言われた。
自分の成長がはじまった。

会社に入って、自分の中で変わったことはありますか。

私は、もともとは初めてやることに積極的になれないタイプで、それを見透かされているのかどうかわかりませんが、初めてのことを次々に頼まれて、「失敗しても最後はチームで責任とるから、やってみな」と言われて、それをひとつひとつ乗り越えて、仕事と自分に自信が持てるようになったと思っています。PLの話を頂いたとき、上の方に、「失敗してもしりません」と言ってしまったのですが、「失敗から学ぶ、失敗から成長する」と言われて、では自分は失敗から成長するということで行ってみようという気持ちになりました。

現場での経験、OJTは成長の原動力ですが、一方で、新人の時の研修で学んだことで、役に立ったことはありますか。またNSTが定める「成長ストーリー」とOJTの関係を教えて下さい。

NSTでの新人研修では、例えば、PHPを使ってホームページを作ったりするなどしますが、実業務ですぐに役立ちました。仕様書、設計書をもらって、各自独力で開発するのですが、自分で調べる、チームで助け合う、担当の先輩に報連相しながら進めていくなど、どれもすぐ実戦で活かされました。また、学生のときと会社でまずもって違うのは、「自分たちの働く時間は、お客様に買って頂いている時間で、仕事には納期があり、進捗管理、タスクとスケジュールの管理が大切だ」ということかと思いますが、WBS(Work Breakdown Structure)を書いて、これをベースに仕事をするということが仕事の進め方としては一番役に立っています。
一方、「成長ストーリー」とはプロのSEとなるために、入社年ごとに、会社が身に着けて欲しいスキルを定義したものですが、上の方はこれを気にしながら、業務のアサインをして下さっていると感じていて、自分の成長について、大きなところでの幹になっているという安心感があります。

最後に、NSTに入社した理由と、仕事をする上でNSTならではと思うことがあれば、教えて下さい。

NSTに入社した理由ですが、実は内定をもう1つ頂いていて、かなり悩みました。大企業で、かつ社会的な評判がとても高い企業で、やっている仕事の中身ではNSTなのですが、学生なので、そうした評判や評価には強く影響を受けていて、最後の最後まで、もうひとつのほうの企業に行くつもりでした。ところが、悩んでいる点を両社に相談する中で、一方は対応に雑さを感じましたが、NSTは採用担当の方が両社の企業比較の資料まで作って説明頂いたり、本当に色々と親身になって対応頂き、最後はそこで決めました。私の大切さの重みが、大企業とNSTでは違うんだなと感じました。知人がその一方の会社に勤めていますが、話を聞くと、NSTに入って良かったと思っています。
仕事上のNSTならではと思うことは、やはり自分の生活と仕事の密接さを肌で、リアルに感じられることかと思います。先ほどお話した包装設計DBシステム再構築のプロジェクトのご担当者が、自分の大好きな2つの商品の包装設計をした方なのですが、その商品を買って料理に使うたびに、その方のことを思い出します。

ある1日のスケジュール

  • 8:45
    出社、メールチェック
  • 9:00
    社内勉強会へ参加
  • 12:30
    昼食
  • 13:30
    開発業務
  • 15:00
    社内打ち合わせ
  • 16:00
    開発業務
  • 18:00
    退社(業務が残っていれば残業)

キャリアステップ

  • 2016年
    新入社員研修社会人基礎研修、技術研修(SE共通スキル、プログラミング等)を経て、味の素社の包装管理システム再構築プロジェクトの開発メンバーに
  • 2017年
    味の素社研修センター予約システムにて初めてのプロジェクトリーダーを担当
  • 現在
    味の素社研修センター予約システムに加え、人事システム再構築プロジェクトなどの開発も担当

所属部署名、役職、内容等は取材当時のものです。

社員紹介