本当のお客様は、
お客様のお客様。
見えないお客様と
つながる喜び。

これまでの経歴を教えて下さい。

入社して11年目になりますが、一貫してイントラネット・インターネットのWebシステムの開発、保守・運用を担当しています。当社が担うシステムはBtoBのものが多いのですが、数少ない一般消費者向けのBtoCのシステムを担当しています。
2016年度よりフラッグシップサイトであるAJINOMOTO PARKリニューアルについて、企画段階からプロジェクトに参画し、プロジェクトリーダーとして2017年度の本番化まで開発作業を推進してきました。現在は、新AJINOMOTO PARKの保守・運用をしながらお客様の要望や課題解決へ向けての提案やシステム改修を行っています。

ご自分の経歴の中で、一番印象に残っている仕事は何ですか。

以前、こんなことがありました。
AJINOMOTO PARKのサイトに一般消費者の方から「こういう機能が欲しいです」というお問い合わせがありました。そこで、担当者の方と相談したうえでシステム改修をしたのですが、「直してくれたのですね、ありがとうございました。」と同じくお問い合わせサイトにメッセージが届きました。見てくれている人がいるのだと実感してとてもうれしかったことを覚えています。このような反応があると、例えば、速度を改善することによって、見る人が多くなるかもしれない、喜んでくれる人がいるかもしれない、と新たな発想が膨らんでいきます。

作らずにシステムを作る。
パッケージクラウドインテグレーションですばやくシステムを構築。

AJINOMOTO PARKのリニューアルプロジェクトはどのような特徴のあるプロジェクトでしたか。

Webサイトのコンセプトの戦略企画・推進行うためのパートナーの選定を行うところから参画させて頂き、お客様の事業と直接向き合わせて頂くことができたプロジェクトだったかと思います。技術的に言えば、基幹系システムの場合には、一から開発したり、パッケージをカスタマイズしたりしますが、AJINOMOTO PARKは、機能ごとに複数のパッケージやクラウドサービスを組み合わせて構成しているということが大きな特徴だと思います。
そのため、専門性の高い複数のベンダー企業に協力を頂きながら、システムを構築していきました。

パッケージやクラウドサービスを組み合わせてのシステム構築(パッケージクラウドインテグレーション)での留意点があれば教えてください。

システムが機能ごとに分かれるということでデータ連携やそのタイミング、頻度等を考慮しながら開発するということがまずあるかと思います。例えば、AJINOMOTO PARKサイトのメルマガ配信という機能では会員情報をもとに、パッケージの機能でメルマガを配信しますが、会員情報をどうやってAJINOMOTO PARK本体からパッケージ側へ渡すかというようなことがあたります。
他には、機能ごとに関係するステークホルダーが増えるということもあるかと思います。問題が発生した場合、1社では解決できないこともあり、この点は今後の課題と捉えています。

チーム力発揮のハブになる。
重要な役目を任される。

今回のプロジェクトでは竹内さんが重要な判断を任された場面があったとうかがいましたが。

はい。本番化予定の1ケ月前、お客様に重要な判断を求められる局面がありました。1ケ月前だとテストを含め終わっていて、あとは移行だけという形にしておく必要があるにも関わらず、このプロジェクトについてはそういう状況ではありませんでした。テストもまだ十分にない状況での中、お客様の先のたくさんのお客様につながるこのサイトのリニューアルオープンに関するプレスリリースをやらなければならない期限がもう目前に迫っていました。お客様には予定の期日に本当に本番化できるのかの当社の社としての回答が必要でしたが、上司は、このシステムの構築のハブとなる、各ステークホルダーとの連携や調整を担う自分に、その役目を担わせることにしました。

まず実現すべきことは何かをにらみながら、残る1ヶ月で、できること、あきらめなければならないことを整理し、お客様にご理解を頂く中で、中身を決め、予定の期日での本番化を行うことについて、社としての回答を行いました。無事本番化にたどり着いた後となった今、重要な決断を担わせて頂いたと感じています。

最後に、プロジェクト成功のために竹内さんが心掛けていることを教えてください。

チーム力を発揮することだと思います。
本日お話ししたプロジェクトでは、プロジェクトリーダーという役割を担いましたが、上司であるプロジェクトマネージャーの権限を一部任せて頂き、自分に出来ないことは上司と相談をしながら、進めていきました。開発業務を担当する後輩の指導や支援をきめ細かく行い、ビジネスパートナーの方とのコミュニケーションを密にして、チーム全員での生産性を最大限に高めることができるよう、そのハブとしてうまく機能できることを心がけています。

ある1日のスケジュール

  • 9:00
    東京事業所へ出社、メールチェック
  • 10:00
    お客様との打合せ
  • 12:00
    お客様との昼食
  • 13:00
    システム要件をまとめた資料作成
  • 15:00
    お客様との打合せ
  • 17:00
    運用・開発作業状況の確認
  • 20:00
    東京事業所より退社

キャリアステップ

  • 2008年
    入社後、味の素社インターネットWebシステムの開発を担当
  • 2012年
    旧AJINOMOTO PARKの保守・運用を担当
  • 2014年
    東京事業所開設に伴い、勤務地は東京・京橋に変更
  • 2016年
    AJINOMOTO PARKリニューアルプロジェクトに参画
  • 2017年
    現AJINOMOTO PARK本体サイトのプロジェクトリーダーを担当
  • 現在
    AJINOMOTO PARKの保守・運用およびシステム改修を担当

所属部署名、役職、内容等は取材当時のものです。

社員紹介