Interview

アプリケーションシステム事業部門

明確な理由に裏打ちされた
仕事を提供する。
仲間とのやり取りを大切にする。

M.K

アプリケーションシステム事業部門 2011年入社 / 情報学群卒

みんながプロジェクトの目的の達成に
必要なことを考え、発信する。

O.Rさんの仕事風景①

私は入社8年目で、現在は研究所系アプリシステムの維持の主担当を務めていますが、つい最近まで、Web系やイントラ系アプリシステムの開発を担当していました。自分の中で一番印象に残っている仕事は、プロジェクトリーダー(PL)で設計を担当した、ある開発プロジェクトです。スケジュールに遅延が発生し、納期を守れるのかを問われる日が続きました。必死に作業を続けましたが、基本設計が不十分な中、詳細設計以降を推進したひずみがあり、このまま作業を続けては、プロジェクトは破綻する可能性がありました。

まわりにアラートを出しながらも当初スケジュール通りに作業を続けていたのですが、やはりこのままでは良い結果にはならないと判断し、プロジェクトの現況とやるべきことを整理し、ここは作業をいったん止めて立て直しをさせて欲しいという提案をプロジェクトマネージャーにしました。遅延が発生している中でタスクの見直しと作業の組み立て直しをするという余計に時間がかかる提案にもかかわらず、プロジェクトマネージャーは必要性を理解し、お客様と協議し、スケジュールを引き直してくれました。おかげでその後プロジェクトは円滑に進み、結果的には納期に間に合わせることができました。

自分にとって、このプロジェクトが印象に残った仕事である理由は、全体はプロジェクトマネージャーが考えればいいということではなくて、「プロジェクトの目的を達成するために、必要なことは何か」を、立場を問わずそれぞれが考えて、意見を交換し、状況に応じて必要な対応をすることの大切さを痛感したからです。プロジェクトはそれぞれ、前提も条件も全部違うから「プロジェクト」なので、ひとつうまく行ったからといって、それとまったく同じようにすれば他でもうまく、というわけではありません。そのときの目的の達成に必要なことを常に考え、都度発信していかなければならないと思いました。

制約の中で、如何に最適なものを提供するか。
なぜそうなのかをクリアにする。

やはりシステムを思ったように動かせたときは、仕事が楽しいと感じます。そして、ただ動けばいいのではなく、筋の通った構造にすることや後のメンテナンスがしやすい工夫を施すなども大切で、出力は同じでも「どうすればより美しいプログラムになるのか」を考えるのがプロとしての腕の見せどころだと思います。自分で考えて工夫した仕組みが動いたときは達成感があります。

仕事をする上では「なぜそうなるのか」、「なぜこうするのか」という理由を明確にして、進めるように心がけています。お客様の思い描くモノを実現する方法は無数にあるはずですし、予算や期間を考えなければものすごく高度なことだってできるかもしれません。でも実際の業務では「今回はこうする・・・なぜならこういう理由があって、これが最適だから」と判断や決断をしなくてはなりません。その時に、お客様も自分も納得して決めるためには「なぜ」という理由をきちんと知っている必要がある。わからなかったら調べて考えて、自分なりの仮説や主張を持つ必要がある。そこにプロとしての価値があるのではないのかなと思います。

仲間との自由闊達なやり取りが
技術力の源泉

O.Rさんの仕事風景①

ひとりの人間が知っていることやできることはわずかです。だから、周囲のメンバーとはたくさん質問したりされたりして、関わり合いながら仕事をしています。質問をしたときに、忙しくても親身になって答えて、時には一緒に考えてくださる社内のみなさんには毎日本当にお世話になっています。業務で関連する技術や知識は幅広いので、私より後輩のほうがよく知っている物事も多いです。もちろん私も、私が知っている分野やその関連のことを質問していただいたときには全力で答えるようにしています。

また、ITの世界は日々新しい技術が生まれトレンドが変化していくので、いざ必要な時に必要な技術を利用するために、常に興味を持って最新の業界事情を追いかけていくことはとても大切だと思いますが、NRIシステムテクノではR&Dやイノベーションラボなどの取り組みを通じて、最新技術を試してみたりできるので、とてもいいと思います。私は社内SNSで技術的な疑問や困りごとを書いたりするのですが、その分野に詳しい先輩がコメントをくれたりして、学習のモチベーションの維持や技術力アップに繋がっていると思います。

調査力や対応するための想像力を
養うことが技術力につながる

技術に関して、大学で学んだことで一番良かったことは、プログラミングに関する知識そのものもあるのですが、少しずつでも様々な言語、処理系に触れていったことで、「どんな言語でも、調べれば何とかなる」という意識を持てたことでした。なので、学生のみなさんもぜひいろんな物事に触れて、今自分が知識を持っていないものに直面した時にそのとき自分に必要な情報は何なのかを考え、調査する力やその時々の状況に対応するための想像力を養っていただけたらと思います。そういった経験や知識が積み重なっていくことで、技術力になっていきます。あとは、他人の書いたコードを読み、どういう考えのもとにそのコードが書かれているのかを理解するということも、技術力をつける近道なのではないかと思っています。

でも、自分自身もまだまだ勉強中です。仕事の中では何でもそれなりには対応しますが、どういう構成にすることがセオリーなのか、本来どうあるべきなのかといった設計思想に関しての知識が足りないと思っています。インターネットで調べたり、実際に手を動かして開発する中で、社内の識者とやり取りし、教えていただいたりして、よりよい設計とは何か、試行錯誤をしています。

Schedule

ある1日のスケジュール

  • 09:00

    お客様の事業所で打ち合わせ

  • 11:30

    会社へ戻って議事録まとめ

  • 12:00

    打ち合わせでの宿題事項調査・対応

  • 12:30

    昼食

  • 13:30

    特殊作業の対応実施

  • 15:00

    次回開催する社内研修の内容について打ち合わせ

  • 16:00

    次期案件のために関連アプリの仕様調査

  • 17:00

    研修の内容を検討と併せて自己研鑽

  • 18:00

    退社

Career Step

キャリアステップ

  • 現在

    リーダーとして、味の素社研究所系システムの保守・運用を担当
    利用者からの問い合わせ対応やベンダーとの作業調整から、上流工程の改善提案までを一手に担う

  • 2016年

    味の素社本社・研究所系イントラアプリケーションの開発を担当

  • 2012年

    味の素社ポータルチームの業務を担当
    チームサイトは味の素社の多くの部署で利用していたため、様々な部署のお客様と面識を持つ

  • 2011年

    入社後、味の素社インターネットWebシステムの開発を担当

所属部署名、役職、内容等は取材当時のものです。

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